去る11月3日に行われた THE GATE OF DESTINY 2016
エディオンアリーナで行われたドラゴンゲート毎年恒例となる大阪での秋のビッグマッチに行ってきました。

ビッグマッチならではのトリプルタイトルマッチに加え、メインイベントにはドラゴンゲートを卒業しアメリカの団体へ挑戦する戸澤陽のラストマッチとして特別な6人タッグマッチが組まれており、非常に豪華な対戦カードが実現しました。

昨年、僕がドラゴンゲートを初めて実際に観に行った時のメインイベントでT-hawk選手からジャーマンでフォール勝ちしたのが戸澤選手でした。戸澤選手と吉野正人選手の見事なコンビネーションや明るく楽しいプロレスは初プロレスの緊張感も忘れるほど楽しく、その時一緒にいた全くドラゴンゲートを知らなかった友人も「ブレーンバスター!」の大合唱で大いに盛り上がりました。
あの日、あの試合があんなに盛り上がっていなかったら、もしかしたら今ほど熱心にドラゴンゲートを追いかけていなかったかも知れません。そう思うと戸澤選手にはやはり特別な思い入れがあるのです。

卒業してしまうのは本当に寂しいのですが、ラストマッチが大阪で行われるのも何かの縁。当時一緒に観戦していた友人と共に最後の勇姿を全力の声援で後押ししようと参戦しました。

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試合前、生中継の解説席に座る戸澤選手

試合を順に振り返ります。

第一試合
今年デビューの3人組と山村石田パンチのOGタッグの試合
キャリアに勝るOGの面々がトペを披露するなど攻め立てますが、新人も中村風太のパワー溢れる投げを起点に反撃。最後はワタナベシュンがコーナートップから鮮やかな放物線を描く長距離ムーンサルトでパンチ富永から3カウント、金星を挙げました。

個人的に中村風太のパワーと、シュンの長身を華やかに見せる跳躍力には大いに期待していますので、ちょっと嬉しかったですね。
(そろそろ山村・石田コンビも目立った結果が欲しいですが)


第二試合
ストーカー市川としゃちほこBOYの変形タッグに対するはTVのkzy&マリア
一度は失敗に終わったkzytimeでしたが、ロープに落とされた恨みを込めての2発目が見事直撃!本人も驚きの3カウントとなりました。
(叫んでから決まったの初めて見ました)


第三試合
ドン・フジイ&GammaのベテランコンビとVerserKの問題龍&リンダマン
親方のなだチョーなど大技も飛び出しますが、反則技からロコモーション式タイガースープレックスでリンダがフォール勝ち。


第四試合 ブレイブゲート王座戦
王者Eitaと挑戦者フラミータの同世代対決、メキシコ時代から切磋琢磨してきた2人が中軽量級最強の座を争います。
試合は再三関節技を狙うEitaと空中技からの打撃で攻めるフラミータという構図に。一度強烈なフラムフライを決めるもののカウントは2、トラースキックからロープに走ったEitaを再度フラムフライで叩きつけるも、そこを狙っていたEitaが腕を捕えNumeroUnoへ。挑戦者の得意技を完璧に研究していた王者が見事ギブアップを勝ち取りました。


第五試合 トライアングルゲート王座戦
王者ジミーズにVerserKと無所属の2チームが挑む3wayマッチになりました。
まず攻めたのはパワーに勝る無所属チーム、ピーターのトペや望月の強烈な蹴りでダメージを与え、ビッグ必殺の砲丸投げスラムを狙います。トペ・マサアキも決まり押せ押せムードの中でビッグがT-Hawkに砲丸投げの体勢に入りますが、これを分っていた元パートナーのT-Hawkがノルテで丸め込み3カウント。
残るジミーズをVerserKが強烈な技で攻め立て、トドメに問題龍がレッドボックスを構えたところにKotokaが乱入、奪い取ったボックスでT-Hawkを殴打するとVerserkシャツを脱ぎ捨て逃走。最後は堀口がバックスライドでサイバーの巨体を押さえ込み3カウント。
何度も大技を喰らいながらもチームワークでフォールを許さなかったジミーズ、粘りの勝利でした。


後半戦に続きます!